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本件について若干動きがあったので報告します。(3月上旬に「安全に関する重要な案件」としてトヨタにて取り上げられていながら、2ヶ月後に当方より催促するまで目立った動きがないのはある意味驚きです)
自分的には、10型のブレーキ経路図より1つしかないリニアソレノイドバルブで調整されたブレーキ油圧が低いのではないかと疑っていたのですが、低ミュー路においてもブレーキピストンにはアキュムレータで調整した油圧がそのまま作用しているということなので、ブレーキピストンの動きそのものに問題があるようです。回路図を見る限り20型は4輪に独立したリニアソレノイドバルブがあるので同様の現象は起こりにくいのではないかと思っていましたが、正常な高い油圧がブレーキピストンに作用していて起こる現象ならば、すべての形式のプリウスで、「ある条件」がそれえば同様の現象は起こり得るといえます。
したがって、どのような条件が揃うと「片効き」現象が発生するのか?というのが問題の本質だと思っています。
口で言うのは簡単ですが、前途はなかなか厳しそうです。
本件のトヨタ本社の担当者に「なぜABS作動時の油圧ブレーキの片効きと判断するのか」と問われた際に「ABSのキックバック等‥‥」と答えたら、「プリウスは通常のブレーキとは違うのでABSが作動しても運転者には何も伝わらない」と否定されました。ディーラーの整備担当に上記の件を話し自分のプリウスのABSは壊れているのではないかと尋ねたらお客様相談室の話はあてにならないこともあるので鵜呑みにしないで欲しいと言われました。
また先日、実車を確認したいという申し出があり、時間を割いてディ−ラーに車を預けたところ、不思議なほど車が草まみれで帰ってきました。後日ディーラーの人から聞いたら、濡れた芝生の上でブレーキテストをしたとのことでした。テスト自体には文句を言いませんが(状況が異なるので無駄な実験であるのは明白と思っている)、ユーザーより無償で借りたものを通常と異なる使用において汚したら洗ってから返すのが普通ではないのか?と思いました。
正直言って、「人の話を聞きましょう」「借りたものは元通りに返しましょう」と小学生レベルの人たちに物理実験(高校レベルかな?)を期待するのは無理があるのではないかと心配しています。
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