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▼maskedrider21さん:
>事実は小説より奇なり。
>
>なんていいますから
事実は開発設定どおりでした。
TASCAN を設置してもらって充放電電流をチェックすると
タイヤスリップ発生→回生中断→【瞬間放電】→ABS動作
瞬間放電は「モータTRC」と言うそうでモータ回転でロックを解除してタイヤを回しハンドル制御とブレーキ力を回復させるためでした。
このため低速(15kmh以下)では加速を感じてしまうようですが ABS 動作でメカニカルブレーキが効いて減速します。
以前読んだ開発ルポ「ハイブリッド:木野龍逸」から転記すると
//-- ここから
ブレーキも問題だった。通常の機械式ブレーキでABSが働いた場合、タイヤがロックした後でブレーキが解除されると、すぐに自力で回りだす。だからポンピングブレーキの働きを制御できる。ところがTHSは、実際に走らせてみると、一度ロックしたタイヤがなかなか回りださずスリップ状態が続いてしまうことがわかった。八重樫は「ブレーキ屋、操安屋からすれば論外のシステムだった」と言う。
原因はタイヤが、重い回転体、つまりモーターや遊星歯車と直結しているためだった。プリウスで使っているモーターは、非常に強い磁力を持っている永久磁石式というタイプで高効率で運転できるのが特長だ。しかし常に強力な磁力が働いているため、通電していないモーターを回すのにけっこうな力がいる。そのためABSがうまく働かず、タイヤがロックしてスリップしたままになってしまった
-- 中間省略 --
たとえばタイヤがロックする問題に関しては「タイヤが回らないなら、回してしまおう」と言うことになった。これが二代目プリウスで進化し、車体の姿勢をコントロールするモーターTRCやVSCにつながった。すべった時、あるいはすべりそうな時はレスポンスの速いモーターを使ってタイヤを回し、車体を安定させるのである。
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誤字、転記ミスなどご容赦願います。
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