| 雪道やアイスバーンでポンピングブレーキを行うよりも、ABS作動させた方が停止距離が短縮化されます。また、走行中のニュートラルへのシフトチェンジはCVTの故障の原因にもなります。また、各タイヤメーカーの、スタッドレスタイヤにおけるブレーキ試験結果は、ABS装着車によるABS作動時の停止結果であります。その上、ABS装着車でポンピングブレーキでは、停止距離が伸びてしまい、効果が期待出来ないです。確かに、ブレーキ抜けは、嫌であり決して良い事ではありません。しかし、ブレーキペダルの踏み増しにより油圧ブレーキも作動し、また横滑り時には、S−VSCも作動するのですから、あくまでもポンピングブレーキではない、ブレーキの踏み増しが最善であろうと、思います。ポンピングブレーキはABS非装着車には有効なのは確かですが。またプリウスを含め車両側にあるイベントレコーダーには、ブレーキペダルの位置やアクセルの位置、ハンドルや車速、シートの位置、シートベルトの有無、エンジン回転数など記録が残るので、仮にブレーキ抜けした時にポンピングブレーキなどでブレーキペダルを踏んだり踏み込まなかったりしたら、それも記録に残るので、言い方を変えればブレーキを踏んでないというデータになるわけであり、結果運転者のブレーキペダル操作ミスから生じる違和感という事で、メーカーは処理してしまいます。たまにしか起きない現象や再現性の低い事案に対しては、やはりメーカーは記録装置の分析からクレームに対応してしまいます。イベントレコーダーは、味方にも敵にもなりうるかもしれません。ポンピングブレーキは避け、あくまでもブレーキペダルの踏み増しを念頭に。それでも不幸にも事故が発生したなら、イベントレコーダーのデータにより運転者の可否を証明出来るように、心掛ける事も大事かもしれません。
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