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▼とし@茨城さん:
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> 以前掲示板が新しくなる前に一度書き込みましたが、日経ものづくりに掲載
>されていた記事をもう一度紹介します。
> プリウスに使われている三相交流モータは、トルクが最大となるように
>電流の位相を変化させます(最大トルク制御)。しかし、モータの回転数が
>上がるにつれモータ内部で発生する誘起電圧が上昇し、回転数が上がりすぎると
>モータに与える電圧より内部で発生する誘起電圧の方が高くなり、こうなると
>モータは制御できなくなります。これを防ぐためには、電流の位相をずらして
>誘起電圧を下げる必要があります。そうすると結果的にトルクは下がって
>しまいます(これを弱め界磁制御)。これが回転数を上げるとトルクが下がる
>理由です。
> そこで20型プリウスはひと工夫し、モータに与える電圧自体を上げる昇圧回路を
>設けました。すなわち回転数が上がり内部で発生する誘起電圧が上昇し、モータに
>与える電圧に近くなったら昇圧回路にてモータに与える電圧を上げる。こうする
>ことにより最大トルク制御が使える範囲が広くなり、中速域でのトルクを上げています。
> その他にもモータに与える電圧の波形をコントロールすることによりトルクを
>上げていますが、こちらも難しくまた長くなるので割愛します。
としさんのRESはこれのことかな?
日経ものづくり から
>この駆動モータの高出力化と低損失化に欠かせなかったのが,トヨタ独自の新開発のモータ制御技術。モータ本体の改良やモータの駆動電圧の増大だけでは,それはなし得なかったのである。
それだけのキー技術であるにもかかわらず,これまでそのモータ制御技術はあまり注目されてこなかった。その存在が限られた範囲でしか知られてこなかったのである。それは,モータ制御技術より,昇圧コンバータを利用して高電圧でモータ駆動するシステムばかりに目が向けられていたためだ。(以下は日経ものづくり2004年8月号に掲載)
http://techon.nikkeibp.co.jp/monozukuri/content/2004_08/kaisetsu01.html
(ちょと調べてみました)
新型プリウスに採用した高出力化技術である高出力モータ制御と可変電圧システムについて
・ 高出力モータ制御は矩形波電圧でモータを駆動することで出力を30%程度向上することができる矩形波電圧をPMモータに適用するために2つの技術開発を行った。
1つは矩形波電圧位相制御、もう1つは電流オフセットフィードバック制御である
・ 可変電圧システムは昇圧コンバータによって電池電圧を高電圧に変換することにより画期的に出力を向上させることができる。本システムはTHSと相性の良いシステムである。モータの動作状態に応じて電圧を可変に制御することで高出力と低損失を両立させることができた。
それで(広告的記事ですが、、)
>今回特に重視したのが50-80km/h程度の中速域から加速性能です
http://response.jp/issue/2003/0417/article50420_1.html
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