|
▼領ちゃんさん:
>思ったんですが今回の計測は路面がかなりツルツル、ピカピカ?のいい条件だったんではないでしょうか。
恐らくそうです。綺麗なアスファルト路面では、プリウスの室内は高速道でも五月蠅くありません。耐久性の高いコンクリ道に乗った瞬間に騒音がグンと上がります。
エンジン音しかり、プリウスのエンジン音を良い音と感じる方は少ないと思います。
また、段差時などの突き上げ時、室内に籠もり音が起こったりするのも、音量ではなく、感性で五月蠅いという要因に上げられます。
>いい条件の路面では多分プリウスの静粛性は抜群に発揮できる性質の車なのではと思いますけど・・・?
いかんせん、いい条件の路面で生半可に静かだからこそ、別の問題が起こります。
後述します。
>最近は室内の音を結構気にしながら乗っていますが、路面ができたばかりのツルツルだと私のプリウスはほとんど風切音しか聞えないことに最近気づきました。
>なんて言うか・・・氷の上を滑っているような・・・、多分この瞬間はひょっとしてどんな高級車よりも静かなのではと勝手に思っています?
それは都合の良い解釈です。プリウスの風切り音は、クラウン等の安いセダンに比べてもそれほどではありません。
一度、ショーファードリブン需要に当たるロングボディのセダン後部座席に乗ってみては。
>でもエンジンかかったり、路面が粗いと・・・。
ここからは何故五月蠅く感じるか?という私の分析です。
<プリウスの場合>
(1).停車時、エンジンオフのシステムオフは無音=音量0
(2).低速(40km/h)&アスファルト道だと、ローズノイズ少なめ=音量2
(3).低速(40km/h)&コンクリ道だと、ロードノイズが大きい=音量6
(4).高速(100km/h)平地の中負荷時(3000rpm)&アスファルト道だと、エンジン音がそこそこある=音量4
(5).高速(100km/h)平地の中負荷時(3000rpm)&コンクリ道だと、ロードノイズがそこそこ五月蝿い=音量7
(5).高速(100km/h)坂道昇りの高負荷時(4000rpm)&アスファルト道だと、エンジン音が不快に五月蝿い=音量8
(6).高速(100km/h)坂道昇りの高負荷時(4000rpm)&コンクリ道だと、ロードノイズもエンジン音も非常に五月蝿い=音量10
人間の音に対する感性ですが、少しの変化には鈍感です。
大きな音の変化には、敏感です。
プリウスの室内騒音が五月蝿いと感じる人が多い本当の理由は、騒音の変化が激しいことだと思います。
上記(1)〜(6)で言うと、停車時音量0である(1)が、(2)の音量2になっても、差は2ですので、別にたいした変化ではありません。
しかし、(2)から(3)の音量6に移ったとき、差は4で、突然騒音が上がったように感じて、非常に気になります。
また、(4)の音量4から、(5)の音量7に移ったときも、差は3ですので、結構気になります。
これが、排気量が4L、V8で、室内が静かで定評のあるセルシオならどうなるか。
<セルシオの場合>
(1).アイドリング時=音量1
(2).低速(40km/h)&アスファルト道=音量2
(3).低速(40km/h)&コンクリ道=音量3〜4
(4).高速(100km/h)平地の低負荷時(2000rpm)&アスファルト道=音量4
(5).高速(100km/h)平地の低負荷時(2000rpm)&コンクリ道だと=音量5
(5).高速(100km/h)坂道昇りの中負荷時(3000rpm)&アスファルト道=音量4.5
(6).高速(100km/h)坂道昇りの中負荷時(3000rpm)&コンクリ道=音量6
これは私の実感ですが、静かで定評のあるセダンは、室内の音量変化が少なく、また多少音量が上がったとしても、なだらかに音量が変化し下品な音質の騒音が少なくなるように配慮されているため、不快感が少ないです。
車種の違いによる騒音は、騒音計のデシベル表示が同じでも、感性面で受ける印象が大きく変わりますね。
|
|