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以前にアイデア投稿していた、排気タービンで発電するターボ・ゼネレータ(F1 はMGU-H)の高圧版(当然ながら目的は HV車搭載ですね)がHKSから発表されてました。
> HKSが開発を進めるターボジェネレーターは、モーター・インバーターの回生効率を改良し、発電開始の低回転化により発電量を向上
>ht tps://motor-fan.jp/event/2020techexpo/detail/10015509
//--- 一部転載
ターボジェネレーターはタービンとジェネレーターの組み合わせだ。ターボチャージャーのコンプレッサーをジェネレーターに置き換えた構成と見ることもできる。排気のエネルギーでタービンを回転させ、同軸上にあるジェネレーターを回すことで熱エネルギーを電気エネルギーに変換する仕組みだ。
ジェネレーション1と呼ぶ最初の世代は電圧12Vで、出力は2kWだった。ジェネレーション2は48V化することで出力が5kWに向上した。19年の「人とくるまのテクノロジー展 横浜」に展示したジェネレーション3は、ハイブリッドシステムとの組み合わせを前提に300V化。空冷だったジェネレーターを水冷化する変更を行ない、1.0リットルクラスのエンジンとの組み合わせで出力6kWのポテンシャルを得るに至った。高電圧ハイブリッドとの組み合わせにしたのは、ジェネレーターの駆動電圧を上げられること。回生した電力の蓄え先がもともとあることだという。
「ジェネレーション3改」と呼ぶ進化版は、組み合わせるエンジンを1.2リットル3気筒ターボ【ヤリスのエンジンかな?)】で検証した。過給圧を上げれば排気流量も増え、発電効率が上がる道理だ。ウェイストゲートから捨てる排気の量を減らしつつ、ターボチャージャーにどれだけの仕事をさせるか。ジェネレーターにどれくらいの排気エネルギーを投入するか。こうした観点でテストを進めているという。
スペック上の発電出力は10kW(体格)だ。ポイントは、ジェネレーション3よりも800rpm低いエンジン回転から発電を始められるようになったこと。低流量での立ち上がりを重視して新設計したタービンの効果が大きい。ジェネレーターの水冷ハウジングは、3Dハニカム構造にして表面積を大きくすると同時に水流れを改善。温度の安定化を図った。インバーターの改良もあり、発電開始からの温度上昇が低減。連続運転が可能になっている。
これらの改良の結果、最大6.4kWの発電出力を確認した。熱効率で1.6%の向上、燃費で約6%の向上に相当する。効率点を狙うのか、ワイドレンジを狙うのかは、この技術を適用するエンジン仕様次第だ。F1のMGU-Hと同じ、ターボチャージャーとジェネレーターを一体化したタイプの開発にも着手している。
//-- ここまで
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