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▼マボさん:
>充電回数をバッテリーの耐用と比較することが多いようですが、回生充電はよくって継ぎ足し充電がそれに比較してどうして悪いのか・・・知りたいと思います。
>よろしくお願いします。
一般論ですが、ニッケルおよびリチウム充電池は、満充電と過放電が電極の微細な膨張や変形などで寿命を短くする大きな原因の一つとされています。
またその状態での長期保存(どれくらいかはわかりませんが、例えば一月以上とか?)も寿命を短くすると言われています。
そのため、最近の使用方法は、満充電と言っても実際の満充電より前に充電を止める、また過放電に関しては、かなり余裕を持った状態で使用を停止するなどの対策をしています。
このことを前提にすれば、それほど使用法を気にすることはないはずです。
しかしながら、私の継ぎ足し充電のイメージは、例えば70〜80%程度の減り具合の場合でも、頻繁に充電して満充電の状態にするようなイメージで、バッテリの余裕が少ない状態を頻繁に使い酷使するイメージになります。
また、バッテリーの各セルには多少のばらつきがあるわけで、放電終了近辺や満充電近くでは一部のセルがより厳しい状態になることは容易に想像できます。
この状態を緩和するために、本当の満充電にしないとかフルに放電しないわけですが、実際のところは運の良いバッテリーとか悪いバッテリーがあり得るわけで、最終的な寿命にばらつきが出るのは避けられないことになろうかと思います。
充電状態が中間の領域、例えば30〜80%の充電状況は充放電による内部の変化(変形?)が少なく、充放電によるサイクル寿命が非常に長いことが知られています。プリウスが10万キロ以上もつのは、このような領域で使用されているからにほかなりません。
回生充電は、一般的には充電の中間地点が多いと思われますので、それを前提にすると、寿命への影響は最小になるかと想像できます。
電池寿命を意味するところの充放電回数は、フル放電とフル充電の繰り返し回数で定義するのが一般的で、継ぎ足し充電はその充放電量をフルに換算する方法が多いようです。但し、満充電状態及び放電終了近辺での繰り返し継ぎ足し充電は、想定外の使用法かと思います。(すなわち、寿命が短くなる可能性が大きいと思います。)
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