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▼BEASTさん:
>フル充電後にEV走行から自動的にHVモードに移行する方法と、
>最初からHVモードの方法では燃費に違いが出るのでしょうか?
>状況により違うとは思いますが、EV走行可能距離を超える市街地走行では
>最初からHVモードで走行した方が良いかと勝手に思っています。
おそらく、HV モードにしたまま切り替えない場合は、どちらも大差ないように思います。
プリウス PHV では、EV モードから HV モードに切り替えた時点の SOC 値を中央値としてハイブリッド走行の制御が行われるため、従来のプリウスと同じようになります(電池容量が大きい分回生効率がよいなどの違いはありますが)。
そのため、HV モードで市街地のノロノロ運転などでモーター走行が続いて SOC 値が大きく低下すると、充分残っていても元の SOC 値を回復させようといわゆる充電地獄が始まってしまいます。
そこで、一旦 EV モードに切り替えてエンジンを止め(充電地獄を終わらせて)、HV モードに戻せば、(減った後の)新たな SOC 値を中央値としてハイブリッド走行になります。こうして充電地獄を回避していれば、充電された電気エネルギーを有効に使って燃費悪化が防げると私は考えています。
HV モードと EV モードを切り替えながら SOC 値を徐々に上げていく方法は各所で紹介されていますが、市街地ではこれも難しいので、逆の発想で充電地獄を回避する方法として活用できるのではないかと思っています。もちろん、SOC 値は徐々に下がっていきますが、充電地獄が回避できるメリットの方が大きいと思います。
電気を使い切って HV モードになった場合は、充電地獄に陥ったら回避することができませんので、うまく切り替えながら走行する場合は、BEASTさんがおっしゃるように、最初から HV モードにしたほうがトータルの燃費はよくなると考えます。
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