|
あくまでも”ガソリンが腐るのか?”について話させていただきます。
一般的にガソリンの成分は炭化水素といって、炭素と水素から成る物質です。 一般的と書いたのは、オクタン価を上げるために、エーテル系の物質を入れている場合もあります。 これらの物質は、非常に安定していて、空気中の酸素と反応して”劣化”したり、その辺にいる微生物で”分解”されたりしません。 また、ガソリンタンクには太陽光も入らないので、紫外線による”劣化”もありません。 ですから一年程度で”腐る”ことはありません。
しかし、ガソリンタンク内の結露による水の混入は懸念されます。 水抜き剤の主成分はイソプロピルアルコールというもので、これは酸素と反応し、”劣化”します。 とはいえ、反応には時間がかかりますし、仮に”劣化”しても所詮はエンジンで燃やすわけですから、神経質になる必要はありません。
以上、長くなりましたが、水の混入を防ぐよう満タンを維持していれば、ガソリンが”腐る”ことは気にする必要はないと考えます。 (仮に多少”腐っても”エンジンでの燃焼に影響があるとも思えません)
あくまでもガソリンの話ですので、エンジンを長期に亘り使用しない影響は別途考慮が必要と思います。
ご参考になれば幸いです。
|
|