Page 402 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼F1でもハイブリッド 百式プリ@愛知 08/4/1(火) 14:18 ┣Re(1):F1でもハイブリッド たなか 08/4/3(木) 3:42 ┃ ┗Re(2):F1でもハイブリッド 百式プリ@愛知 08/4/3(木) 23:17 ┣Re(1):F1でもハイブリッド いぷりうす 08/4/5(土) 0:02 ┃ ┗Re(2):F1でもハイブリッド 百式プリ@愛知 08/4/5(土) 1:37 ┃ ┗Re(3):F1でもハイブリッド いぷりうす 08/4/5(土) 20:05 ┃ ┗Re(4):F1でもハイブリッド たなか 08/4/6(日) 23:15 ┃ ┗Re(5):F1でもハイブリッド いぷりうす 08/4/7(月) 12:44 ┗サイバー いわん 08/4/8(火) 9:01 ─────────────────────────────────────── ■題名 : F1でもハイブリッド ■名前 : 百式プリ@愛知 ■日付 : 08/4/1(火) 14:18 ■Web : http://priusbbs.jonasun.com/profile/profile.cgi?mode=view&name=%95S%8E%AE%83v%83%8A -------------------------------------------------------------------------
プリウスの話ではありませんが、 2009年のレギュレーションより、F1でも、 エネルギー回生機構の導入が許可されるようになっています。 レギュレーションで定められている内容としては、 60kWのパワーをブレーキング時に回収可能で、 加速時に同出力をエンジン出力に加えて、加速を補助することが可能。 蓄えることが許されるエネルギー量は400KJとのこと。 (スタート時に、蓄えておいた400KJを放出することも可能) すでに英国 flybridでは、電気式でなく、フライホイールを用いた 機械式ハイブリッド(エネルギー回生、放出機構)を試作しており、 2009年シーズンからの導入を検討しているチームもあるそうです。 flybrid社が試作したシステムは、CFRP製のフライホイールを 最高速度 6万4500rpmで回転させるもので、システムの重量は25kg 電気式ハイブリッドよりも、小型・軽量になるのがメリットですが、 制御性が劣る点から、市販車での採用は簡単ではないとのことです。 来シーズン、フライホイール式ハイブリッドを搭載した F1が実際にレースを走るかどうかは分かりませんが、 新しいテクノロジーの話、面白そうですね |
エネルギー回収の方法は数多く有ります。 電気的にはプリウスが採用しているバッテリに蓄える方法や昨年の十勝で走ったスープラのスーパーキャパシタ等。 機械的には空気タンク、油圧アキュームレーターやフライホイール等々。 トヨタはスーパーキャパシタ採用に一票。 |
たなかさん、こんばんは。 ▼たなかさん: >エネルギー回収の方法は数多く有ります。 >電気的にはプリウスが採用しているバッテリに蓄える方法や昨年の十勝で走ったスープラのスーパーキャパシタ等。 >機械的には空気タンク、油圧アキュームレーターやフライホイール等々。 >トヨタはスーパーキャパシタ採用に一票。 ---------- 2006年末にFIAがエネルギー回生機構・ハイブリッドシステムの 検討を行ったとき、トヨタはFIA技術部の相談を受けたそうです。 そのときは60kW、300kJのシステムで相談され、 当時トヨタはキャパシタ20kg、モーター20kg、その他20kgからなる 合計60kgのシステムを提案したそうです。 (Motor Fan illustrated Vol.2 記事より) 現在レギュレーションは400kJのシステムとなっていますが、 軽量化、コンパクト化の点で、なかなか技術的なハードルは 高いのかも知れません。 でもトヨタには、是非電気式ハイブリッドでチャレンジして もらいたいですし、そういったレースがいつか見られるといいですね。 |
▼百式プリ@愛知さん:こんばんは >プリウスの話ではありませんが、 >2009年のレギュレーションより、F1でも、 >エネルギー回生機構の導入が許可されるようになっています。 この話、ずいぶん前からとても気になっています。 「エネルギー回生機構の導入が許可されるようになっています」って正式決定ですか? 1年くらい前の情報では「許可される」のではなく「必ず設けなければならない」といった主旨のテクニカルレギュレーションに変わるのではないかと理解していました。 もし自由というのであれば、導入するチームと従来のままのチームが混在すると思います。昔、急なレギュレーションの変更で排気量が大きく異なるエンジンが混在して混乱したことがありましたが、ターボとNAが混在したときも性能差がありすぎて頻繁に規定が変更されました。新規の回生システムの導入では、同じようにイコールコンディションにする方法が難しくかなり混乱するように思います。 近年のF1のレギュレーションは、本当にガチガチのフォーミュラになっていて、エンジンの気筒数、バンク角から重心、重量などなんでもかんでも規定がありますよね。面白くありません。F1では絶対にありえないと思っていたエンジンのホモロゲまで導入されてしまい、個人的にはとてもがっかりしています。 そういった流れの中でのエネルギー回生の新規導入ですからワンメイクということもありうるのではないでしょうか? 今チームは11チーム、シャシーコンストラクタは9つ、エンジンマニュファクチャラは6つですが、タイヤはワンメイク(コントロールタイヤ)ですし、非常に重要なECUでさえも、(制御用プログラムの不正チェックのためにも)今年からはワンメイクです。ハイブリッドもワンメイクの方が分かりやすいように思います。 最近の自由度が非常に少ないレギュレーションは技術競争の点ではがっかりですが、チーム間の差は確かに小さくなりレースの娯楽性は増したように思います。 このような状況を考えると、今さらチーム格差を広げるかも知れない回生システムの自由競争を認めるというよりは、全チームに同じ回生システムの使用を義務付ける方が可能性が高いように思います。もう決定してしまったのなら仕方ありませんが、百式プリさんのご意見頂きたくお願いします。 |
いぷりうすさん、こんばんは。 ▼いぷりうすさん: >この話、ずいぶん前からとても気になっています。 >「エネルギー回生機構の導入が許可されるようになっています」って正式決定ですか? ----------- 私がニュースで知る限りでは、2009レギュレーションでは、 「エネルギー回生機構」導入は”義務付けられる”わけではなく、 ”装着することが許される”という状態のようです。 2008年のレギュレーションもスタンダードECUの導入、 TRCの使用禁止などの変更がありましたが、 2009年のほうがより大きな変更が予定されています。 特に空力に関するレギュレーションの大幅な変更があり、 ダウンフォースは現行比、約50%減とも言われています。 (その他、スリックタイヤの復活、タイヤウォーマーの使用禁止などもあります) よりメカニカルグリップを重視した開発が必要となり、 各チーム新たなマシンデザインに挑まなくてはならず、 風洞施設を2つもつチームでは2008年用と2009年用の開発が 並行して行われていた模様です。 flybrid社では、フライホイール型ハイブリッドシステムの 実証実験、衝突試験などがすでに進んでいるようですが、 一方、上記のような大幅な開発要素もあり、2009年から ハイブリッドシステムを採用するチームがあるかは不透明です。 ハイブリッドシステムのレギュレーションをみると、 出力60kW(馬力にして約80馬力) 現在のエンジンからすると、約10%強の出力アップになります。 エネルギー蓄積量 400kJから、 1ラップ中、上記の出力アップが行えるのは最大でも6.7秒間、 これをどこで使うかというのもポイントになるはずです。 (ステアリングのスイッチで操作するようです) FIAはオーバーテイクの機会を増やし、 レースを面白くしたいという意図はあるみたいです。 まだレース用の技術として確立していないので、 最初は各種方式、各チームで開発競争させ、 技術が熟成した段階で、スタンダード化という道筋があるかもしれませんね。 (長文失礼しました) |
▼百式プリ@愛知さん:こんばんは >私がニュースで知る限りでは、2009レギュレーションでは、 >「エネルギー回生機構」導入は”義務付けられる”わけではなく、 >”装着することが許される”という状態のようです。 ありがとうございます。 パワーや技術の競争が復活するとまた面白くなりそうですね。 ではまた。 |
▼いぷりうすさん: ▼百式プリ@愛知さん: >パワーや技術の競争が復活するとまた面白くなりそうですね。 F1は本来ドライバーズ・チャンピオンシップなので私はコンストラクターの技術競争には反対です。 今年のレースはブレーキミスや加速時のスピン等ドライバーのテクニックの差が表れ楽しめそうです。 |
▼たなかさん:こんにちは >F1は本来ドライバーズ・チャンピオンシップなので私はコンストラクターの技術競争には反対です。 >今年のレースはブレーキミスや加速時のスピン等ドライバーのテクニックの差が表れ楽しめそうです。 今年のレースが面白くなりそうなのは、ドライバーエイドの多くを禁止したこととここ数年レギュレーションに大きな変更がないためにチーム間の差が接近したためではないかと思います。特にEBC(エンジンブレーキ制御)とトラクションコントロールの禁止はかなり効果があったようですね。 F1は、もともとはメーカー選手権であったものが、50年に世界選手権を発足させるときにドライバー選手権になり、それでは自動車メーカーなどの興味を引かないので58年にはコンストラクタ選手権を追加する形で復活させたという経緯がありますが、2つの選手権それぞれの楽しみ方があってよいのではありませんか。 F1の場合、同じモータースポーツでもGP2やCARTなどのワンメイクとはまた違う楽しさがあります。回生システム楽しみにしています。 |
原子力エンジンを搭載して、サイバーフォーミュラ化です。 |