|
▼hiroさん:
>最高回転数(最大出力)がなぜ5000回転なのでしょうか
>可変バルタイを搭載しているのですからもっと高回転にしても
>良さそうなのですが。高回転にさせないのは環境対策なのでしょうか?
高回転時の燃費が悪いからです。高速走行でも減速比を下げれば回転数は低く保てるわけですが、そこからさらに加速力を出したいときは、減速比を上げてエンジンを吹かすのではなく、モーターアシストすることで燃費を良くするのです。
逆に、低回転・大トルクも燃費が悪いので、モーター主体で走行する。だから、プリウスは発進からトップスピードまでエンジン音がほとんど変わらず、最も燃費の良い回転数・トルク領域だけで回り続けるんです。
THSの動作は、1にも2にも「低燃費」が目的です。ガソリンを使わなければ結果的に環境対策にもなりますけど。
>燃費対策であれば高回転エンジンでも可変バルタイで中低速のトルク
>を大きくできると思うのですが。
燃費悪化を覚悟すれば、ハイパワーを出すためにエンジンを回すという選択肢はあるのかもしれませんね。ただ、プリウスのエンジンは出力抑制する代わりに、パーツの強度を落としたりラジエータの容量を減らしたりしてさらなる低燃費化、軽量化、小型化をしているので、ひと工夫必要なはずです。
同じ大きさ、重量で高出力が出せるエンジンを開発すれば、ハイパワー仕様のプリウスもできるかもしれないですね。そういうバージョンが増えれば楽しいですね。
>通常ではDOHC+4バルブ+可変バルタイ=高回転高出力エンジン
>ですが、プリウスの場合は可変バルタイで絞りあえて回らないように
>しているように思うのは、気のせいでしょうか。
VVTiを使っている最大の理由は、エンジン始動時にデコンプして振動を減らすためです。プリウスは走行中に頻繁に始動を繰り返すので、始動時にはバルブ開放しているのです。
|
|