|
惰ポンテさん、皆さん、こんばんは。
▼惰ポンテさん:
>マイルドハイブリッドに関して、私の考え方が正しいか、
>ご意見頂けましたら幸いです。
>
>まず、ハイブリッドの最大のメリットは、減速時に回生エネルギーとして
>運動エネルギーを電気エネルギーに変換して、電池に蓄え、再利用
>できる。
>
>と言うことだと思います。
>
>この時に
>摩擦が無いとして、無限にゆっくり減速すれば殆ど
>運動エネルギーを電気エネルギーとして回収できる。
>
>あまり、早く減速しようとするとモータの発電パワーの
>定格値を越えるので、摩擦ブレーキを使わなくてはならない。
>摩擦による減速は、運動エネルギーを熱に変えるだけなので
>電池に回収できない。
>
>つまり、マイルドハイブリッドの用にモータのパワーが
>小さい場合に、ブレーキを強く踏んで減速すると、
>運動エネルギーは、摩擦熱に変わる部分が多くて
>あまり効果が得られない。
>
>インサイトの様にモータパワーがエンジンの15%
>程度であると 回生エネルギーとして運動エネルギー
>を回収するための、減速時の加速度の上限は
>エンジンでフル加速する時の15%程度である。
>
>これは、極めてゆっくり減速しないと、運動エネルギー
>を効率よく回収はできない。
>
>あまり、自信のある理論では無いのですが、
>これで、正しいでしょうか?
----------------------------------
理解としては概ねあっていると思います。
インサイトのモーターは定格出力10kWであり、回生ブレーキの能力も
この10kW以下に限られます。
ただしプリウスの場合で、駆動用モーターが60kW(30型)であっても、
60kWに近い回生ブレーキができるかというとそうではありません。
今度は駆動用バッテリの回生受け入れ能力の制限を受けます。
30型プリウスの場合は、大塚CEのインタビュー記事より、
駆動用バッテリのその回生受け入れ能力はおおよそ20kWだそうです。
(回生電力が20kWを超えるような減速の場合、摩擦ブレーキ併用になるそうです)
30型では、ハイブリッドシステムインジケータのチャージ側が
振り切れるか振り切れないかのギリギリのブレーキングが回生限界の
20kWの減速だそうです。
30型で燃費運転を目指す際には 目安にするとよいでしょう。
(ただ、インタビュー記事でも、
「安全のことを考えると推奨はできないが…」と言われていました)
同様に、インサイトについてもモーター出力だけでなく、
駆動用バッテリの回生受け入れ限界の制限を受けるのですが、
システムの構成上、両者はほぼ近い値であると思われます。
(長文失礼しました)
|
|