|
▼じゃけーさん:
>夏期のエアコン使用時の設定について、
>(走行モードは同一とし)
>温度設定は最低(最冷)にし、風量にて車内温度を調節するのと、
>オートで設定温度を高めにする(当方の場合26〜27℃)のでは、
>どちらがガソリン消費量が少ないのでしょうか?
>※エアコンを使わないのが一番というツッコミはなしで
たいへん興味の有る話題です。少し調べてみると、
通常の車載エアコンはエンジンの廃熱を利用して温度調節を行っています。
エンジンを冷却した冷却液(冷却水、クーラント)を室内のヒーターに導き、
熱交換しています(エンジンの廃熱利用)。
構造は、1.コンプレッサー、2.コンデンサー(熱放出)、3.リキッドタンク(フィルタ)
4.エキスパンションバルブ(減圧)、5.エバポレータ(気化冷却)となっているそうです。
コンプレッサーは、エンジンとはVベルト若しくはVリブドベルトで繋がれ、
必要に応じて電磁クラッチの断続によって制御されています。
プリウスのエアコンは、1.コンプレッサーの動力源が、エンジンでなくモーターである
ことが違います。このため、エンジン停止していてもエアコンが効きます。
熱源は、やはり、エンジンの廃熱を利用していると考えています。
(冬の暖房が効きにくい話は掲示板でも話題に上りました)
寒冷地仕様だと、PTCヒーターといって、通電により最大495Wという電気式
暖房が動作します。このオプションがない場合、上記の機構にならざるを得ません。
(夏のエアコンにこの機構が登場するか疑問です)
さて、燃費への影響と言う点ではどうでしょうか?
○Lo設定でFAN最低:エアコンのコンプレッサーに最大電流が流れるが、FAN電力は最低
○オート25℃:コンプレッサー電流はMAX以下、FAN電流も場合によって違う
エンジンの廃熱利用と言う点では、エンジン稼働率が高い高速などでは影響が小さいと
考えられます。
TOYOTAの技術陣が、エコモードでのエアコンの省エネに注力したそうですから、
こちらも期待できます。
要は、エンジン温度が保たれるなら(70度以上)、電力が小さいほうが良いので、
計測してみるしかないようです。
(お客様相談で聞ける内容じゃないので、躊躇しています(笑))
|
|