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▼さとう2さん:
コメント、有難うございます。
>私の計算です。
>30kmを30km/Lで走行すると燃料消費は1L。
>
> 下り勾配 30kmの下り量 下り量相当燃料 「余り」率
> ===============================================
> 6% 1800m 2.12L 112%
> 5% 1500m 1.77L 77%
> 4% 1200m 1.42L 42%
> 3% 900m 1.06L 6%
>
>どちらの計算が正しいのでしょうか?
どちらも正しいです。
考え方も同じです。
ただ、「余り」率の定義が以下のように異なっているだけです。
さとう2さん:
「余り」の位置エネルギー量の、[有効利用される]位置エネルギー量に対する比率
KS:
「余り」の位置エネルギー量の、[元々あった]位置エネルギー量に対する比率
さとう2さんの表の下り勾配6%の数値を使うと:
さとう2さん: 「余り」率=(2.12L−1L)÷(1L) =1.12 (112%)
KS : 「余り」率=(2.12L−1L)÷(2.12L)=0.53 (53%)
●修正版では「位置エネルギーの「余り」の比率は以下のように・・」を、
「「余り」位置エネルギーの元々あった位置エネルギー量に対する比率(割合)は以下のように・・・」と変更しますね。
(蛇足ですが。。。)
平坦路燃費が14km/Lくらいの一般車では、下り勾配6%くらいまで「余り」は発生しないので、一般的な道路では殆ど課題にならないのですが、
プリウスの高燃費なことがこの種の課題を表面化させていますね。
一方、一般道でもっと速度が遅くて風圧等が少なくなると、プリウスの平坦路での燃費はもっと向上するでしょうから、課題が発生しはじめる下り勾配はもっと小さくなりますね(例:35km/Lなら下り勾配2.4%から課題発生)。
一般道の2.4%以上勾配や高速道の3%(正確には2.9%)以上勾配はどこにでもある勾配で、このままでは位置エネルギーに様々な所で「余り」を発生させ、間接的にガソリンを無駄使いすることになるかと思います。。
この位置エネルギーの「余り」を有効利用することで燃費アップが期待できます。
運動エネルギーに変えて加速し、増加する風圧の処理に使うのは勿体ないし。。。
残るは、バッテリーへ充電して、後でモータを介して運動エネルギーに変換する方法しか無いと思うのですが、これでは変換ロスが大きいのではないでしょうか?
「余り」の有効利用、他に何か良い方法は無いものでしょうか?
車体重量が500kg軽ければ、随分状況は改善されるのですが、それは妄想に過ぎませんし。。
>>3.半滑空時のエンジン回転のロス
>>
>>79km/h以上での半滑空時、エンジンが回転し、Dレンジではその回転フリクションロスを打ち消すために(?)燃料噴射が発生します。
>>この燃料噴射を、毎分約15cc程度と想定します。
>
>85km/h以下では燃料噴射はありませんよ。
>ttp://eshy.s22.xrea.com/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=8204;id=epv1710
>「更に時速85キロ以下ならどんな場合もアクセルオフで噴射なし。」
そうでしたね。
上の「79km/h以での・・・」を、修正版では以下のように変更しますね。
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79km/h以上での半滑空時はエンジンが回転し、このフリクションロスの燃費への影響を以下の通り想定します。
・フリクションロスをガソリン消費換算で毎分約15cc程度と想定します。
・下り勾配約3%未満では位置エネルギーの余りが発生しないため、エンジン回転のフリクションロスがある以上、その分の何らかの形で燃料の消費が必要です。
・燃料の自動噴射がある場合は、このフリクションロスを打ち消す量(毎分約15cc程度)の噴射と想定します。
・一方、燃料の自動噴射が無い場合は、フリクションロス用にアクセル踏み込みで、平均して同じ量(毎分約15cc程度)の燃料を噴射をする必要があります。
・即ち、下り勾配約3%未満では、自動噴射の有無は燃費に影響しないと想定します。
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また修正版では、【下り坂マクロ理論】を以下の通り修正しますね。
====
■下り勾配の場合、「半滑空」ではなく、可能ならエンジン停止の「滑空」とする。
(75km/h以下の走行。76〜78km/hの速度帯は、タコメータが無いと難しい)
■周囲の交通状況等により、79km/h以上のエンジン回転付きの「半滑空」とする場合も、加速するような下り勾配(約3%以上)では:
★まずは燃料噴射がストップする85km/h以下の速度での「半滑空」を目指す。
(位置エネルギーの「余り」をエンジン回転のフリクションロスに
可能な限り割り当てるため)
★やむなく86km/h以上で燃料噴射付きで「半滑空」する場合も、
最高速度を制限して、位置エネルギーの「余り」を、
可能な限り回生ブレーキによりバッテリー充電させる。
□加速するような下り勾配(約3%以上(エンジン回転で噴射無しは約4%以上))では、上記方法はいずれも回生ブレーキ(アクセルオフのみを含む)を作動させて、
位置エネルギーの「余り」を出来る限りバッテリーに充電させることになる。
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以上です。
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