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▼夢中さん:
こんばんは。
>山口→熊本→宮崎→鹿児島→山口と撮影旅行に行ってきました。
> :
>高速運転中は、バッテリーレベルが最高をキープした状態が続いていしたから。
>トップまで行ったBLを初めて私は目にしました。あそこまで行くのですねぇ
最高をキープとのことですが、これは熊本・宮崎・鹿児島の県境付近の山間部の長い下り坂で発生したのではないでしょうか?
バッテリー表示の最上部の「2つのイボ」も一杯になりましたでしょうか?
「2つのイボ」とその下のバーの色は白ではなく淡いピンクですよね。
「2つのイボ」も淡いピンクになると、その後で起こるのは「回生放棄」。。
バッテリーが満充電でもう充電できなくて、回生ブレーキを使えなくなって、燃料を燃焼させてブレーキをかける状態(一般車のエンブレ)で、プリウスでは「ゴォーー」と大きな音がするから判ると思います。
この「ゴォーー」となる回生放棄状態は、中々体験できないかと思いますが、比較的急な長い下り坂で発生することがあります。
この状態は、燃料を使ってブレーキをかけるので、燃料を捨てるようなもので、燃費には悪影響です。
一般的な高速道路では、BLは6(本)以外にはならないのですが、山岳地帯の急降坂(アクセルチョイ踏みでHSIにバー無しでは加速するような下り坂)が長く続くと、BLは7以上になって、ある条件が重なると最悪ケースで回生放棄になります。
>大きな体の男性二人を含んだ4人乗り。
>カメラ機材は、80キロは超えていたと思います。私だけで20キロは超えます。
車全体の重量は1700kgくらいになっていたようですね。
実は、BLが7以上になる(最悪ケースで回生放棄が発生する)可能性は、車全体の重量が重ければ重い程、高くなります。
以下の状況で、回生放棄の可能性が高くなります。
・下り坂の勾配が大きければ大きいほど。
・下り坂の長さが、長ければ長いほど。
・車全体の重量が、重ければ重いほど。
・高速道では、速度が遅ければ遅いほど
(平坦地燃費と観測した場合、好燃費であればあるほど)。
上記の中で、変えることができるのは、車全体重量(荷物を出来る限りへらすくらい(その場で同乗者にダイエットして貰うのも無理))と、速度です。
しかし、速度をアップさせることは、回生放棄が発生しない場合の燃費を悪化させ、また急降坂では危険も伴います。
ということで、回生放棄の危険性を減らす上手い方法はあまり無いのですが、唯一
●急降坂前にBLを5以下に下げ、バッテリーの充電可能残量を増やす
という方法があります。
これは、79km/h以上の速度(エンジンが必ずかかる速度)では絶対に無理で、もっと低速でエンジンをかけないようにモータのみで走行する必要があります(このためにもエンジン回転の有無が判る外付け計器が有った方が良いですね)。
ただし、高速道路では、周囲に車がいる場合78km/h以下での走行は逆に危険性を増す場合がありますので、あくまで交通量の少ない場合のみということで。
ECO/PWRモードに加えて「高速山岳モード」というのがあって、
高速山岳地帯ではBL標準値を3位にして、急降坂での回生ブレーキ時のバッテリー充電可能残量を大きくできるといいんですが。。。
以上、ご参考まで。
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