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▼としひでさん:こんばんは。
>▼:
>>20系プリウスの出力で標準のタイヤサイズの場合、公道を法を守って走行する限り、ドライグリップが不足するようなタイヤは販売されていません。
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>▼コロンブスさん:
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>ごもっともであると思います。
>ですが、何事も余裕があるのは、いいことではないかと思ってます。
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>公道を法を守って走行する場合としても危険回避にはグリップが大切と、私は考えてます。
>安全運転してても事故に巻き込まれる場合も多々ありますから、曲がりにくいよりは余裕で曲がるタイヤが良いのではないでしょうか?
としひでさんはタイヤを換えてよく曲がるようになったと感じられているようですが、それイコールドライグリップではありません。あくまで「感じ」だと思います。レーシングタイヤのようなドライグリップが異常に高いタイヤでも、曲がらないと「感じる」ことはあります。つまりはフロントとリアのバランスです。
また、仮にグリップが高いタイヤがあったとして、下手にドライグリップを高めると、どのあたりからフロントやリアが逃げるのかが解りにくくなります。プリウスのような大衆車の場合、ドライグリップを必要以上に高めないで、どのあたりが限界かをドライバーに知らせることが大切になります。今よく曲がると感じられていますが、どのあたりから滑るかは把握されていますか?限界が高いほど、ブレークした時のコントロールは難しくなります。
唯一グリップが高いほうがいいのはドライ時のフルブレーキングです。こちらはドライグリップが高いほうが停止距離は短くなります。
またドライグリップを求めたタイヤは往々にしてウェットグリップが低くなります。ドライ時とウェット時のグリップの差が大きくなるわけです。プリウスのタイヤとして求められる安全性はドライとウェット共のグリップバランスの高さでしょうね。
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>それにプリウスのトルクは瞬間としても2.5〜3リッター車と同等ではありませんかね。
ドライで限界を超えるまで攻め込んでみましたが、ドライでトラクション不足になったり、駆動でフロントが逃げたり、トルクステアが出ることは皆無でした。それより気になるのはウェット時のトラクション不足です。テンスのOEタイヤのヨコハマS70ですが、ウェット時には簡単にホイールスピン→トラクションコントロールが介在します。こちらの原因は仰るようにパーシャルトルクの異常なまでの高さでしょうね。こちらはタイヤを換えてどれだけ改善するか、私も楽しみにしています。
20系は、ドライでも加重移動を派手にやると簡単にリアが出ます。ここで下手にタイヤのドライグリップを上げるとコントロールがさらに困難になります。サーキット等で限界を超えたときの挙動を体験されるとよく解ることなんですが・・・。
ドライグリップとライフは反比例しますので、極端にライフの短いスポーツタイヤでない限り、ドライグリップがそれほど変わるとは思えません。NSX初期のエクスペディアのリアは5000km程度しか持ちませんでした。ヨコハマーS−driveのライフが極端に短いのであれば、それはドライグリップが「必要以上に」高いのでしょうし、ライフが同程度であれば、ドライグリップにそれほどの差異はないと言えるでしょう。
タイヤを換えて曲がるように感じるようになったのは、単にトレッドのグリップ感だけではなく、ケース剛性など、さまざまな要因があると思いますが、純正のタイヤと交換してハンドリングが著しく変わったのであれば、限界特性等、よく注意してクルマの動きを観察して慣れることも大切だと思います。
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