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No4236 の記事


■4236 / )  Re[13]: 次世代ハイブリッドについて
□投稿者/ F5.6 40回-(2006/03/31(金) 18:14:20) [ID:xdRwl5iF] プリウスNHW-20型
    No4215に返信(青プリ88@福島さんの記事)
    > ここで議論されているシリーズハイブリッド車はガソリンで、燃料電池車は水素を燃料にしていると言う事を前提とすれば比べても意味無いですよ。

    燃料電池車を引き合いに出したのは、既存のエンジンを動力にした発電機では、車をモータ走行させるに足る電力を得ることは難しいんだよということを説明するために例示したにすぎません。

    もう少しハッキリ書いてしまいますと、技術背景の基礎もおさえずに、将来展望を予測すると、あさっての方向を向いてしまいますよということが言いたかったのですが、それではカドがたちますので、もう少し穏やかに表現したということですね。

    十分な電力さえあれば、車をモーター走行させることは、さほど難しいことではありません。
    問題は、この「十分な電力さえあれば」という部分です。

    電力を発生させる方法はいろいろありますが、どれもこれも効率が悪く、実用的といえるものはなかったんです。
    そういった状況の中、脚光を浴びたのが燃料電池ですね。燃料電池は環境負荷が低いという前提のもとで、発電効率が高く、しかもその効率が規模に左右されないといった優れた特徴をもっています。

    これに対し、従来型のエンジンの駆動力で発電機を回して電力を得るタイプのものは、発電効率が悪く実用的ではありません。
    エンジンで駆動力を得る効率と、駆動力から電力を得る効率の、小数点以下どおしの掛け算になりますので、負の方向に相乗効果が働いてしまうのです。

    この分野の技術を評価する場合、エネルギー効率という観点はとても重要になります。
    従来型の方法が実用的ではないとされる理由は、パワーアップすれば燃料を消費しますが、そのパワーアップに見合う燃費性能が、通常の内燃機関に比して大幅に劣り、原理的な理由で改善できない点にあります。

    だから、根本的に発電原理が異なる燃料電池が嘱望されたり、発想を変えて、駆動力に加えて廃熱を再利用することにより効率を高めようとするコジェネが期待されるわけですね。

    こういった技術背景は、この分野の技術を評価する際の基礎になります。
    わずか 20kW の発電機を積んだシリーズハイブリッド車の事例をもって将来性が期待できるなどという結論になるのなら、こういったもっとも基本的な技術背景さえ理解していないか、もともと技術センスがないのかのどちらかといったら、言いすぎでしょうか。

    なお、私が言っていないことまで、わざわざ作って、それに対して反論するといった末期症状がみられますので、最低限のレベルになるまで、こちらからコメントする価値はないと判断せざるえない点をご了承ください。


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