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Re[10]: 次世代ハイブリッドについて
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□投稿者/ F5.6 39回-(2006/03/30(木) 11:22:28) [ID:xdRwl5iF] プリウスNHW-20型
| ■No4199に返信(たなかさんの記事) > 一つの例として以下のカワサキ500ccエンジンを用いた20kWの物を示します。 > http://www.acpropulsion.com/Products/Range_extending_trailers.htm
あ、私もパッと見、「なんだ2サイクルかよ」とか思っちゃいました。 「Kawasaki 500cc 2 cyl」ですから、2シリンダーですよね。
> 30kW版を作るのに大した障害は無いと考えます。
というと、これでシリーズハイブリッド車を作って、まともな燃費と性能が得られると、たなかさんは考えているわけですね。
申し訳ないのですが、私にはこの技術の延長線上には、多少のブレークスルーがあったとしても、実用的なシリーズハイブリッド車にはならないように思えます。
こういった単純な発電機構は、圧倒的にエネルギー効率が悪いんですよ。 内燃機関そのものの効率もあまり高くないですが、駆動力を電気に変換する効率がダメ押ししてしまうんですね。
例えば「30kW版を作るのに大した障害は無い」とおっしゃいますが、この技術で、20kW から 30kW へ拡張したときの燃費の悪化は、相当大きいと思いますよ。
単純な机上の計算なので、あまり正確ではないかもしれませんが、今回の例では、元々45kW のパワーがあるエンジンから 20kW の電力を得ているわけですから、30kW の電力を得るためには、67.5kW のエンジンパワーが必要になることになりますね。
つまり、10kW の出力を増やすために、22.5kW のエンジンパワーの増加が必要になるわけです。 それに伴う燃費の悪化は相当大きいでしょう。
これは、発電機構そのもののエネルギー変換効率に起因するものですので、この方向で努力してもまともなものにはならないと思います。
繰り返しになりますが、こういった従来技術の応用で、実用的なシリーズハイブリッド車ができるのなら、巨費を投じて尚、苦戦苦闘している燃料電池の立場がなくなっちゃいます。
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