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Re[7]: マイナーチェンジの実物を検証
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□投稿者/ zato 5回-(2005/11/17(木) 18:10:30) [ID:cuWD7TRt] 普通車(排気量3000CC以上)
![](./icon/2005red.gif) | あまり、難しいことを書くと、面白くないかもしれませんが、折角のプリウスの MCということで、どこに目標を置いているかを知るのも面白いと思って書きました。 多分、雑誌の自動車評論家はこんな地味なMCに熱心な記事は書かないと思いますので 補完の意味でもこの掲示板に書かせてもらっています。
私の場合、「プリウスに乗る=環境に優しい」という意識は全くなくて、自動車 としての興味が強く、時計や服と同じように「単純に乗ってみたい」と思ったから MCを待って買いました。
RX−8やインテグラのような、「在来式の走りの楽しさ」も大好きですが、 ハイブリッドの「走らせる面白さ」はこれらとは種類が違う面白さだと思います。 それに加えて、トヨタのハンドリングの方向性が変わってきたことも大きな理由です。
レクサスISに乗るまで、「トヨタは投資先であって、クルマを買うところではない」 と思っていましたが、今はハイブリッドだけでなく、トヨタ/レクサスの操安の改良 にも期待してます。
今回のMCで、プリウスは「デビュー時にやり残してランニング改良ではできなかったこと」 を一気にやりました。 トヨタ/レクサスのクルマ作りの「特徴」として、「静粛と時間を極める」という考え がありますから、在来のトヨタ車は、故障せず、スムースに静かに滑らかに移動させる ことを重点において作っていました。 一方で、市場では、「ハンドリングがつまらない」と評価されていました。
在来のトヨタ車は、ドライバーに安定感を与えるため、ステアリングの切れ込み角度・速度 に関係なく、ヨーの発生を緩やかに抑えるという設定をしてました。 これが、「アンダー」「曲がらない」「操る楽しみがない」などの評価になっていたの ですが、レクサスIS、GSの開発の際に、「レクサスマスト」を決める時に 「トヨタマスト」を見直したので、トヨタ車もレクサスと同じようにステアリングの 切れ込みとヨーの立ち上げを同期させる設定に変わりました。 ですから、プリウスもそれに従った改良がされたわけです。
在来からの強みである静粛性を強化するには、新開発の吸音樹脂がかなり有効です。 プリウスの遮音は、床下、床の左右の端、ダッシュボードがポイントで、そこに ピンポイントで遮音材を入れてますので、費用対効果は大きいです。
MC後のプリウスに乗ったら、エンジン音が変わったこと、カーブを曲がって 行くときに、ロールが先か、ノーズの動きが先かを気にしてみてください。 常用速度の範囲で十分違いがわかります。
>錯乱坊さん 「トヨタはエゴな会社か」という話題で続けると、スレッドの本質(マイナー後のプリウス) から話題が外れてしまうので、これ以上続けるのはやめましょう。
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