Page 40 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼満充電シーケンスの大切さ デカプリ男 03/11/8(土) 12:55 ┣Re:満充電シーケンスの大切さ やだもす 03/11/8(土) 19:10 ┣Re:満充電シーケンスの大切さ TOMO 03/11/8(土) 21:43 ┃ ┗Re:満充電シーケンスの大切さ デカプリ男 03/11/9(日) 19:52 ┃ ┣Re:満充電シーケンスの大切さ TOMO 03/11/15(土) 3:08 ┃ ┣Re:満充電シーケンスの大切さ 白い変人 03/11/15(土) 12:20 ┃ ┗Re:満充電シーケンスの大切さ デカプリ男 03/11/15(土) 17:03 ┃ ┗Re:満充電シーケンスの大切さ やだもす 03/11/16(日) 19:26 ┃ ┗Re:満充電シーケンスの大切さ デカプリ男 03/11/26(水) 19:00 ┗Re:満充電シーケンスの大切さ くまくま 03/11/10(月) 9:35 ┗Re:満充電シーケンスの大切さ デカプリ男 03/11/26(水) 19:10 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 満充電シーケンスの大切さ ■名前 : デカプリ男 <di-caprio@priusmania.net> ■日付 : 03/11/8(土) 12:55 ■Web : http://www.infoseek.livedoor.com/~di_caprio/priusmania/ -------------------------------------------------------------------------
こんにちは、デカプリ男です。 10型オーナーでしたらご存知のお話と思いますが、10型特有(といってもよい)現象として、満充電シーケンスというものがあります。 初期型の駆動バッテリは40セルで構成されていますが、各セルの状態を均一にするため、一定タイミング(距離とも時間ともバッテリの電圧の遷移とも言われています)に行われるものです。 動作内容としては、バッテリが満充電になるまでエンジンが駆動され、思いっきりいっぱいいっぱいにするというもの。当然この間は燃費が悪く、いやな動作のひとつとされていました。もちろん、その後はしばらくモーター走行が続き、状況によっては「もったいない」と感じることもあります。 さて、先日「燃費が悪い」と感じる日が長く続きました。バッテリの充電量が多いはずと感じるときでも、アクセルを少し踏むとすぐエンジンがかかることが多かったからです。 そうこうしているうちに満充電シーケンスになりましたが、その後の満充電が続いている間は当然モーター走行でしたが、その後にエンジンがかかるようになった後でも、モーター走行が長く続くようになりました。 やはり、満充電シーケンスは大切ですね。 また、以前の満充電シーケンスのときは、燃費をできるだけダウンさせないためにスピードが出るようにアクセルを操作していたような気がします。やはり、満充電シーケンスが動作している間は、車をできるだけいたわって走り、変に逆らわないほうがいいかなと感じました。 あるいは、一回の満充電シーケンスでは解消できないほどのばらつきがあったのか・・・。 皆さんのプリの満充電シーケンスの状況はいかがですか? |
こんにちは、デカプリ男さん。5年を越えた初期型で、ハイブリッドシステムが どのような挙動をするのか、それを見届けるのも私らの務めですよね(笑) ▼デカプリ男さん: >また、以前の満充電シーケンスのときは、燃費をできるだけダウンさせないためにスピードが出るようにアクセルを操作していたような気がします。やはり、満充電シーケンスが動作している間は、車をできるだけいたわって走り、変に逆らわないほうがいいかなと感じました。 私は、満充電シーケンスに入ったら、なるべくアクセルを踏み込まず、 あまり駆動力にエンジンパワーを割かないようにして、速やかに 満充電が終了するようにしています。 近所の短距離を移動中にそのシーケンスに入った場合は特に・・・ 満充電になる前に到着して、途中でシステムを停止させることを なるべく避けよう、という意識からです。なるべくなら、満充電 シーケンスが終了して、少々放電が進んだ状態で、システムを停止 させたいな〜 という運転の仕方です。 なぜそうするか? 理屈はありません。機械を使う上での、カンみたいな ものです。もっとも、やむをえずシーケンスの途中でシステムを停止 させたことは何度もありますけど(^^; >皆さんのプリの満充電シーケンスの状況はいかがですか? 満充電シーケンスではないはずなのに、やたら充電したがる、という状況に なったことが何度かあります。高速道路などで巡航中には、たいていは 充電と放電が50%程度ずつの時間で交互に行われるのですが、えんえんと 充電して、一瞬放電、またえんえんと充電、一瞬放電、ということを 繰り返すのです。それでも満充電にならない。当然、その間の燃費も悪い。 そして、SAで一度停止して、再度起動した後は、正常の充放電の動作、 という感じです。 もし、上記の挙動を示している最中に、たまたま満充電シーケンスになったら、 正常にもどったりするのかな〜? などということも考えていますが、再現実験ができないのでわかりません。 本当に、プリウスって機械のくせにきままな動物みたいなところがあって、 つきあっていると飽きることがありません(^^) |
デカプリ男さん、5年以上10型に乗っていてお恥ずかしいのですが、 満充電シーケンスについてもう少し教えていただけますか。 |
こんにちは、デカプリ男です。 TOMOさんこんにちは。 >満充電シーケンスについてもう少し教えていただけますか。 満充電シーケンスについては、ペンギン丸さんのHPのコンテンツの中にこのような表現がありました。ご確認ください。 http://www.priuslife.com/impression1.htm ここでは、満充電シーケンスの燃費への悪影響の部分しか書かれていないのですが、もちろん燃費へのよい影響もあり、よい影響があるからこそ満充電シーケンスが行われるのだというのが、最初の私の書き込みの趣旨です。 この満充電シーケンスが行われないと、確かに充電量がわからなくなるというのもあるのですが、バッテリのセル一つ一つは品質にばらつきがあって、充放電を繰り返していくと、徐々に充電量のばらつきが大きくなってきます。そこで、満充電を行って一旦すべてのセルへの充電量を満タンにして、そこからやり直せばすべてのセルの充電量を均一にでき、バッテリの性能を最大限に生かすことができます。 一応11型プリウスにも満充電シーケンスのプログラムは組み込まれているらしいのですが、バッテリの性能が向上しているため、満充電シーケンスが起動することはほとんどないようです。 初代で唯一といっていい私の不満は、このバッテリですね。 補修部品として11型のセルを使って10型に最適化したものが出てこないかなあと、最近は考えています。 |
デカプリ男さん、早々のお答えありがとうございました。 説明を伺い、ペンギン丸さんのHPも読みましたが、今まで 「何故ずーっと充電しているのかなー?」 と何回か思っていたことがあり、あれがそうだったのねと合点がいきました。 ただ、あまり頻繁ではないようにも感じます。いままであまり気にしていなかったからでしょうか。これからはもう少しプリの挙動を注意深く見ることにします。 私は今年で5年10型に乗っていますが、今までに何回も黄色い亀さんが出て、 (特に夏場のエアコン使用時期が多いですが) 最初の点検と2回の車検ともバッテリーを交換してもらいました。 これって、多すぎますか? 満充電シーケンスの状況と関係があると思われますか? もし何かご存じでしたらまた教えてください。 |
デカプリ男さんこんにちは。 満充電シーケンスはセル間の残容量のばらつきをなくすためのコンディショニングを行っているのでしょうね。満充電や深深度放電によるコンディショニングはバッテリーの性能安定と寿命に大きく関係しています。それを走行中に自動的にできるのもハイブリッドのノウハウなのでしょう。 聞いた話では10型の初期はコンディショニング制御モードはなく、バッテリーが著しい性能低下を起こした時はディーラーでコンディショニングを行うとのことでした。もっとも、そういう事例はほとんどなかったようですが。 ところで、バッテリーが40セルとの記述がありましたが、40セルでは48Vになってしまうので、これは40モジュールの誤記ではないでしょうか。 |
TOMOさん、白い変人さん、レスありがとうございます。 お二人へのレスなので、親記事へのレスでお許しください。 TOMOさんのバッテリの交換の頻度は結構あるほうだと思います。 たまにしか乗られないとかいうことでしょうか。 バッテリのコンディションと言うことに関して言えば、たまにしか乗らないと言うことのほうが酷だと聞いています。 私も以前バッテリの交換になったとき、何度か満充電(均等充電ともいうそうですし、どっちかと言うとこっちのほうが正式らしいのですが、わかりやすいので満充電という表現に今はしておきます。)を繰り返すことを経験しました。 満充電のトリガーは推測するに、バッテリの異常をECUが検知して(おそらく電流の積分と電圧との関係が、通常と比べて電圧の下がり方が激しい。)行われ、この検知内容の要因が単なる各セルの充電量のばらつきである場合は、目標どおり各セルが十分に充電され、充電量がそろうのだと思います。 しかしながら、前述のトリガーの要因がセルの性能自体の問題の場合は、満充電しても解決されないわけですから、すぐに電圧が下がり、また満充電を繰り返すと言うメカニズムかなと考えます。ひどいときには満充電の後、すぐカメがついたりします。 話が難しい割には確たる証拠は何もないのですが(^_^;)、最もつじつまのあった説明ではないかと考えています。 で、何が言いたいかと言うと、セルの一部がへたることによるバッテリの故障の場合には、満充電が繰り返されるという説明なのですが、TOMOさんの状況と照らし合わせていかがですか? 白い変人さんの「コンディショニングをディーラーで行う」は、確かにそのような修理をしてもらったことがあります。充電器につないで8時間くらいかけてゆっくり充電するそうです。初代プリウスには確かに満充電シーケンスがあるのですが、本当はそのような急速な充電ではなく、ゆっくり充電してあげないと、本当の意味での満充電(均等充電)にはならないからではないかと思います。 さらに、放電してから充電するという修理もあるそうですが、そこまでは私も経験していません。 後、実は私も「1セルは1.2Vじゃん。」と思ったことがあります。今回「40セル」といったのは、以前「1セルは6個のバッテリが入っている。」と説明されたような気がして、それを元に説明しました。ひょっとしたら勘違いかもしれません。正式には「1ユニット=6セル」だと思うのですが、機会があったら調べておきますね。 |
▼デカプリ男さん: >後、実は私も「1セルは1.2Vじゃん。」と思ったことがあります。今回「40セル」といったのは、以前「1セルは6個のバッテリが入っている。」と説明されたような気がして、それを元に説明しました。ひょっとしたら勘違いかもしれません。正式には「1ユニット=6セル」だと思うのですが、機会があったら調べておきますね。 そうですね、電池で「セル」と言った場合は、正極、電解質、負極の1組の単位のことを指しますから、NiMH電池なら1.2Vですね。このセルを6つ直列接続して「モジュール」にして、1モジュールの電圧が7.2V。モジュールを40個直列接続して、288Vですね。 確か、インサイトは電圧が半分でしたから、20モジュール構成なのでしょう。旧型プリウスも、MC後は38モジュールくらいにしたんでしたっけ? 電圧を少し下げたとかどっかで読んだような・・・ エスティマ・ハイブリッドのことだったかもしれませんが(^^; |
やだもすさんこんにちは。 デカプリ男です。 おっしゃるとおり、インサイトは電圧が半分(144V)なので、モジュ−ルは20ということでしょうね。 また、MC後のプリウスの駆動バッテリの電圧も、初代と同じではありません。 おっしゃるとおり、38モジュールで合っていると思います。 また、エスハイも同じだったと記憶しています。 さらにいうと、新型(現行)プリウスはさらに電圧が減って、約202Vだったと書いてありましたね。 つまり、28モジュールです。 #計算するとちょっと半端ですが、大体ですね。 チナミニ新型プリウスの場合は昇圧回路がありますので、高圧系は500Vで動いています。 バッテリのコンパクト化と、高出力化に貢献しているわけですが、バッテリの絶対的な容量は減っているらしいですね。当たり前といえば当たり前の話ですけど。 もちろん、バッテリの性能も向上しているので、モジュールの差がダイレクトに現れるわけではないです。 ハイブリッド車の歴史の中でも、バッテリや高圧系の構成は、最も進歩の著しいところですね。 |
▼デカプリ男さん: >こんにちは、デカプリ男です。 >10型オーナーでしたらご存知のお話と思いますが、10型特有(といってもよい)現象として、満充電シーケンスというものがあります。 >初期型の駆動バッテリは40セルで構成されていますが、各セルの状態を均一にするため、一定タイミング(距離とも時間ともバッテリの電圧の遷移とも言われています)に行われるものです。 ・・・ >皆さんのプリの満充電シーケンスの状況はいかがですか? どもども10乗りのくまくまです 私はそれほど満充電シークエンス、経験してないんですよ。給油3回(約3100km)につき一回くらいでしょうか? 多いときは最高一日5回も満充電(天然饅頭4+亀饅頭1)するような使い方ですから、タイマーリセットかかってるのかもしれませんね。 |
くまくまさんこんにちは、デカプリ男です。 まあ、満充電があまり発生しないということは、電池が元気な証拠ですね・・・。(笑) 冗談はともかく、満充電の発生回数は諸説あるようです。時間の間隔や、キロ数の間隔などあるようですが、私個人的にはどれも正解であり、どれも正解ではないと思っています。 というのも、組み込みソフトを作ったことのある方なら経験あると思いますが、調整シーケンスを動かすタイミングというのはそんなに単純じゃないからです。Aという現象とBという現象の、どちらか先に起こったほうとか、Cという現象の発生頻度がDという間隔よりも縮まったときとか、そのような要因が複雑に絡み合って調整シーケンスを駆動していたりします。 満充電シーケンスでいうと、別のところで述べた電流と電圧降下の関係のほかに、運転する間隔がどの程度か、一回でどのくらいの距離運転するか、前の満充電からどのくらいの距離を運転したか、といったパラメータを総合して、満充電の可否を決めているのだと思います。 そうは言っても、あるコンディションで一定距離を走行するごとに発生する方とかいらっしゃるみたいなので、なんらかの相関関係を感じている方がいたら、ご意見を伺ってみたいです。 |