|
滑空の意味を調べてみました。
三省堂 大辞林
かっ くう くわつ− [0] 【滑空】( 名 ) スル
1.航空機がエンジンの力によらずに,上昇気流や地面に対して一定の角度で降下することによって揚力を得て空を飛ぶこと。空中滑走。 「 −飛行」 「グライダーが大空を−する」
2.鳥が羽ばたきをせず,羽を広げたまま飛ぶこと。
デジタル大辞泉
かっ‐くう〔クワツ‐〕【滑空】[名](スル)
1 航空機のエンジン停止状態や遅い回転状態での飛行、また、グライダーによる飛行にみられる、地表に対してある傾斜で降下する飛行状態。空中滑走。
2 空を滑るように飛行すること。鳥が広げた羽を動かさないで飛ぶことなど。
ブリタニカ国際大百科事典
滑空かっくうgliding
飛行機や滑空機 (グライダー) がエンジン推力のない状態で,ゆるい角度で降下すること。
降下してゆく飛行経路と地面とのなす角度を滑空角,前進する距離とその間に沈下する高度の比を滑空比,単位時間内の高度低下を沈下率 (または降下率) という。
複数の辞書で「滑空=空中滑走」と書かれている。
逆を言うなら「滑空の様な走行状態を地上でするのが滑走」という事。
明らかに「滑空」と「滑走」は使い分けられる言葉で、「滑空」は空中の飛行状態に限定される
プリウスで「滑空」と言い出したが10年以上前でも、当時から「滑走」という言葉ぐらいあったでしょ?
同じような言葉の中から選ぶとしても「滑空」と「滑走」の2択で「滑空」を選ぶのは大間違い。
もっとも他の選択肢だっていくらでもあるだろうけど。
結論!
地上を走る自動車の走行状態を「滑空」と呼ぶのは明らかに間違い。
どんな理屈や言い訳をしても「プリウスが滑空する」というのは日本語として正しくない。
わかった?
|
|